好評のTOEICあるある 第3弾ですよー!
今回はパート2「応答問題」のありがちです。TOEICあるある、読んでて笑える、おもしろい!って学校の生徒さんからも好評なのですが、このパート2をまとめて思ったのは、「かなり試験に役立つ」ってこと。理由は最後に書きました。まずは読んでみてくださいね!

パート2の問題は、問題用紙には何も書かれていません。質問文を聞いて、それに適した応答文を(A)~(C)から選ぶような問題です。7つあるTOEICのパートの中で、このパート2だけが3択ですね。ということは、パート2の正解率は高くなる??
ところが、そこには数々の仕組まれた罠が・・・
これをモモセ先生授業では「繰り返し切り」と呼んでます。同じ単語が聴こえると、「なんか応答していそう~」って思っちゃう人、それTOEICの術中にはまってますよ!
“We haven’t decided yet.”
“Ask Jenny.”
など、無関心で投げやり感のある受け答えの選択肢を選ぶとだいたい正解。
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それがTOEICが仕込んだワナだったと知って、けっこうショック。
例えば、“Who’s bringing snacks to the picnic?”
Who’s は「フーズ」と聞こえるけれど、Foods(食べ物)ではなく、Who is ~「誰が〜?」です。答えに、On the tray があったりで、ますます食べ物のことを聞いているのだと誤解する。巧妙に仕組まれたTOEICのワナ、怖いですね~
理由を聞かれているのではないです。
ましてや責められているわけじゃないです。笑 「〜したらどう?」と提案されているだけ。同様に、Why don’t we ~?も Let’s ~と同じ「〜しましょうよ。」です。
Can we schedule the meeting for next Friday?
カンってなんだよ!(→Can)セジュルって??(→Schedule)
本来簡単な疑問文が、イギリス英語発音になると、ものすごく難しくなっていきなりわからない生徒さん、多いです。でも、Can you~? の疑問文などの冒頭が聞き取れないと致命的なので、イギリス英語のCan(カンって聞こえる)の音、慣れておきましょう。
だからといって、アメリカ英語やカナダ英語が聞き取りやすいわけでもない。
(先生から見た、あるある生徒さん)
頻出単語”committee”(委員会)「カメディー」と聞こえる人多いです。勝手に「コメディー」と解釈して、とんでもない妄想をしてしまう。笑
これ母音と母音に挟まれた[ t ]の音は、アメリカ/カナダ英語では濁ったり、better, batteryなどのように[ r ]になるというフォニックス(英語の音の理論)の理解が必要、難しいですね。一見やさしいように思える頻出単語に関してだけでも気にしてチェックしておきましょう。
パート2の設問は、必ずしも「疑問文とそれに対する答えのセット」というパターンではないんです。疑問文ではない「普通の文とそれに対する答えのセット」というパターンも2問〜3問いつも出題されます。
* 設問の例
“I think this computer needs to be fixed.”
(このコンピューター、修理しないと。)
“We’re moving to a new location.”
(私たちは新しい場所に移転することになりました。
* 設問と応答の例
設問となる普通の文:“I think this computer needs to be fixed.”
答えとして選ぶ応答:“How old is it?”
否定疑問文でテンパる人は、普通の疑問文にとれば大丈夫。
“Didn’t you finish the report yesterday?” は “Did you finish the report yesterday?” と思えばいい。(ニュアンスの差はあるから本当はイコールじゃないんだけどね。)
パート2TOEICあるあるが、試験対策にとっても役立つ理由
パート2にはなぜ「ひっかけ」が多いのか。TOEIC出題者は「きちんと聞き分けが出来ているか?」を試すために、わざと聞き分けにくい問題を用意するんです。それが「ひっかけ」です。
パート2のTOEICあるあるをまとめてみたら、そんな「ひっかけパターン」がたくさん含まれていました。知っていれば、簡単にはひっかからないようになりますよ。
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