次回の第210回TOEIC公開テスト(2016年5月29日実施)より、いよいよ新出題形式が導入されます。ちまたでは、新TOEICに関する様々な話題が飛び交っていて、いったいどうやって対策していいのか困ってる人も続出のようです。
今できることは、やはり新TOEIC公式問題集を解いてみることにつきます。これに含まれている本番と同じ形式のサンプルテスト2セットを、われらがモモセ先生が本番と同じくきっちり時間を計って挑んでくれました。モモセ先生は新TOEICをどのように見て、皆さんへどのようなアドバイスを導き出したのか、モモセ先生の言葉でお伝えします!!

リスニングパート Part1~4
増量感たっぷりのリスニングパートで、モモセ先生早くもギブアップ寸前!?
リスニングパートは、パート1と2の短い問題が減って、パート3の会話問題が増えたので、パート4に突入する頃には、「もうそろそろ終わってもいい頃じゃない?」と集中力を保つのに必死です。音声を聞きながら図表を照合する問題で目に入ってくる情報量が増えて、これまで以上にあたふたと忙しい感じがします。
今までと同様、シンプルな2人の会話のやりとり(問題発生、けれどもう一人が解決案を出してハッピーエンドな問題)も含まれていますが、3人以上の人物が出てきて、少しだけ話の展開が複雑になっているようです。
それでも、公式問題集を解く限りおおむねハッピーエンドで会話は進み終わります。どんな問題が発生してどういう解決案が出されるのかなど注意して聞くポイントは今までと変わらないです!
リーディングパート Part5~7
これはやばい!!永遠に終わらない
リーディングパートを解いての感想は、「解いても解いてもまだまだ長文問題が残っている、永遠に終わらないんじゃないか!」ということ。本当に途方にくれます。もうすぐ終わりに近づいてきたと思ったら、トリプルパッセージ3つの文書を解く作業が残っており、この辺でチョコレートでも食べないと集中力が切れてしまいそうになります。
圧倒的に読む量が増えた感じがするのは、パート6(長文穴埋め問題)に、適切な一文を挿入する問題が加わったのと、パート7のシングルパッセージにも、一文を挿入するのに適切な位置を選ぶ問題が追加され、文書のあちらこちらに空所が出てきて気になってしまうことが大きな原因かもしれません。
でも朗報があります。
パート5は公式問題集を解いてみる限り出題形式は変わっていません。今までと同様に品詞の問題、動詞の問題、接続詞と前置詞の問題、代名詞の問題、ボキャブラリーの問題が出題されており特に変化はみられません。ありがたい! そうであれば、パート5はこれまでと同じ、攻略を駆使して1問20秒〜30秒で解く力をつけることが絶対に必要です。
新TOEIC、結局のところ難しくなったの?
難易度が上がって攻略しにくくなったかといえば、そんなことはないと思います。
むしろ、昔のTOEIC(カナダTOEICでいうと10年前くらい)でよく出題された、王道の攻略が通用する問題が復活したようにも思います。つまり、自分の目標とする点数と現状の点数とのバランスで、スキップした方がいい問題と、しっかり点数を取ってくるべき問題、その問題のタイプのメリハリがあると思います。できない問題に時間をとられず、できる問題に集中する、受験者もメリハリをもって解答することでスコアを伸ばしやすくなったと思います。
新公式問題集についてくる模擬テストをやってみること!
まずは新公式問題集を購入し解いてみましょう。必ず時間をはかってやってみることが何よりも大切。どれくらい時間が足りないかを実感した上で、どのパートをどれくらいの時間で解いていくのか、どのタイプの問題はさっさとあきらめるのかなど戦略をたてるためにも、まずは公式問題集のテスト1をやってみましょう。
その後、タイムキーピング(パート5は1問平均20秒〜30秒、パート6一文書につき1分半〜2分、残りの50分〜55分を長文にあてるという理想タイム)を意識して、テスト2を解いて本番の試験に臨んでみましょう。
(インタビュアー談)
2セットあるサンプルテスト、テスト1をやっていたモモセ先生は本当にやばい!!って思ったそうです。終わらない、疲れる、まだ終わらない、まだ終わらない、まだ終わらないいいい!!!もう嫌だっ!!! だったそうです。あまりにも赤裸々なモモセ先生の感想。笑
新TOEICでは、問題ボリュームが増えたパートがあるだけでなく、会話の登場人物が増える、図が増える、文中の空欄が増える・・・という中で、初めて挑んだテスト1では、あれもこれもと意識が飛んでしまうそうです。それで集中がもたなくなったり、疲れてしまったり。
だからこそ大切なのがメリハリ、惑わされない、自分がどのような問題を解いているのかをきちんと理解して解答することになるそうです。落ち着きを取り戻したモモセ先生、テスト2では新TOEICを上から目線でバシバシ解いていったそうですよ。でも疲れたって。それはまあ、新TOEICだからっていうよりも、若さの減少とかが関係するんではないでしょうか?あ、すみません!笑
新TOEICを受験する皆さん、たっぷりエネルギーチャージしてがんばってください!!