• 勉強法 Q&A

Q. 中学英語までは復習したけどTOEIC500点を超えられない自分に必要なものは?

英語初級者、つまりは中学英語レベルくらいの人で TOEICスコアが500点に届かないくらいの人たち。モモセ先生がTOEIC英語を教えているバンクーバーのTOEIC専門学校99 Instituteに通う日本人生徒さんの2割近くがそんな感じだそうです。

そんな英語初級者さんが、「まずは中学英語からしっかり勉強しなおそう!」と意気込んで、基礎的な英文法を身に付け、さら にレベルアップしようと単語の暗記を頑張ってみたりします。

でも、あるところまで行くと、TOEICスコアがちっとも伸びない!そんなことがよくあるそうです。それがだいたい500点の手前くらいとのこと。

その人たちに共通する弱点があるという興味深い話を、モモセ先生が教えてくれました。

中学レベル英語のTOEIC受験者に共通する、500点の壁を越えられない致命的弱点

それは・・・

「英語疑問文の理解レベルが不足していて、試験で聞かれている問題の意図がわからない」

というものだそうです。

パート7まであるTOEIC試験ですが、問題はすべて 英語で出題されているわけです。当然、リスニングにもリーディングにも出題の中に英語疑問文がたくさん登場します。

英語初級者さんが陥る、試験問題の意図がわからない簡単な例:

例えば、リスニングセクションのパート2の問題は、聞 こえてきた英語(多くは疑問文)に対して適当な返答を3つの選択肢から選ぶ応答問題です。英語レベルとしては比較的に低く、スコアにつなげやすいと言われているので、パート2を確実に抑えるのは初級レベル突破に必須です。ここで、

Have you seen my dog?

と聞こえてきた時に、 Have you を完了形のHaveではなく「持ってる」と変換してしまう間違いに陥ってしまうのが初級者の典型的なミス。

落ち着いて文章で読んでいたら理解できても、リスニングでは焦って出来ない、選択に「はい、犬を飼ってます。」っぽい文が応答文に聞こえたらそれに飛びついてしまう。

もしくは、聞かれて いる質問がYes/Noで答えるタイプの英文かどうかを判断できない、というパターンもあります。これが中学レベルの英語を抜け出せていない初級英語で越えるのが難し い壁だそうです。

リーディングセクションでも同様のことがあります。パート7の長文読解などでも、文章を部分的に理解できていたのに、設問で聞かれている 質問の意図を間違ってしまい、違う回答を選んでしまうのです。

過去に教えてきた大勢の生徒さんから、英語初級者の方 に共通している弱点がこの疑問文をしっかりと理解していないため、問題の意図を間違えるということでした。

今回のポイント!「英語初級者が効果的に500点突破を目指すには?」
中学英語をしっかり復習できた英語初級者さんは、自分が疑問文をしっかりと理解できているかどうか考えてみましょう。もし苦手だな、と 思ったら疑問文の理解レベルをアップすることで効果的にスコア獲得、500点の壁が突破できそうですよ!

>> モモセ先生がTOEIC初・中級者におすすめしたい、リーディングパート75分理想の時間配分