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新TOEICリーディング「塗りつぶし攻撃で惨敗しないための5つのTIPS」

blogtitle0522新TOEICのリーディングパートの変更点などについては前の記事「新TOEIC、けっきょくこれが3大変更点!」でお話ししました。出題される文章ボリュームが増えたり、3つの文書から答えを導き出したりと、モモセ先生ですら初めて解いてみたら「やってもやっても終わらない」感じで焦ってしまったそうです。(モモセ先生の感想記事

だからこそ、新TOEICリーディングパートは、これまで以上にタイムキーピングが大事です。読めば答えられる可能性のある長文を(B)や(C)で塗りつぶし攻撃して惨敗してしまわないための5つのTIPSをモモセ先生が教えてくれました!

リーディングパート時間有効活用のためのTIPS5

その1「パート5:1問1分~1分半」

パート5短文穴埋め問題(30問)は1問1分から1分半以内、合計15分〜18分で解き終ること。時間をかければ文法問題を解けるタイプの方は、もう少し時間をさいてもいいけれど、それでも22分を超えないように!

※パート5をさくさく解答する手順はこれまでと同じ。「モモセ先生のばっちりTOEIC」でしっかりトレーニング!!

その2「パート6:思い切って飛ばしたい問題」

問題数が増え、ボリューム感の増したパート6長文穴埋め問題は文書1題につき4問で1セット。1セットにつきだいたい2分〜2分半で解き終わるのがベストなタイムキーピング。4問中1問ある『適切な1文を選ぶ問題』は、時間がかかる可能性があるので、思い切ってスキップしてなるべく長文を読む時間を確保する。

その3「パート7:SP問題はとれる問題かどうかまず見極める」

「長文問題はいつも全部読み終わらない!」という自信がある人は、シングルパッセージ問題を慌てて雑に読むよりも、まずはしっかり読んで解いてみる。少し読み始めて内容がしっくりこない、自分の世界と離れている感じがして何も頭に入ってこないなら、いさぎよく飛ばして次の問題に挑む。

その4「パート7:とれるタイプのマルチパッセージ問題を見逃さない」

2つ、または3つの文書を照合する力を試されるダブルパッセージ問題やトリプルパッセージ問題。これらのマルチパッセージ問題をすべて終わらせようとざっと荒く読むよりも、e-mail とチャートの組み合わせのような、文字数が少なめなものを選んでチャレンジしてみるのがおすすめ。

その5「パート7:SP問題の空欄に惑わされない!」

パート7のシングルパッセージ問題では、文書のあちこちに [1] [2] [3] [4] と穴があります。文書を読んでいる最中にも、ここは何を答えるんだ?と気になってしまうけど、ここで読む流れを止めないのが大事。これは『文を入れるのに適切な位置』を選ぶ一番最後に出題される問題なので、それまで考えるのはがまんして!それかこの問題は思い切ってスキップする。

番外 文書を読むときの心構え

新TOEIC形式問題の、テキストメッセージやメッセージチェーンは、書き手が何をしたいのかどんな問題をかかえているのか、それに対してどんな提案がされるのかに注意しながら読み進めよう。また、書き手が何者か(部長、店員、顧客など)の人間関係をしっかり抑えて読み進めることも大事なポイント。

パート7の“What is indicated about~?” (〜について何が述べられていますか)といったタイプの問題は、これが正解かなと思っても、つい他の選択肢の情報がどこかに書かれているかもしれないと、すっかり読み込んでみる作業は時間の無駄です。


(編集者談)
モモセ先生アドバイスのすごいところは、「これはやらずに飛ばしちゃっていい!」と言い切ってくれるところですよね。これって、有名TOEIC講師みたいな先生とかだとなかなか言ってくれないです。なぜかと言うと、目標点が「満点」が最高のゴールだからなのだと思います。

モモセ先生は違います。それぞれの人の英語レベルと目標とするスコアによって、難しすぎる問題には時間をかけずに他をしっかり解答しよう、ってアドバイスくれるんです。これまで何千人ものTOEIC受験生を身近に指導されてきたモモセ先生ならではの、生徒さんの立場に立ったアドバイスなのだなあ、と。今回は特にそれを思いました。

モモセ先生、いつもありがとう~!!