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TOEIC~650点の人のための、次回の試験でリーディングを100点アップさせる学習法

「TOEICスコアが予想以上に低かった・・・と言う人にありがちなこと。」という記事では、

「リーディングのスコアが中級レベル以下から伸びない人がいきなり長文を頑張ったってダメですよ!」「まずはパート5を18分以内に解答して、7~8割正解できるようになることを着実に目指しましょう」という話をしましたね。

今回は、そんな初~中級レベルの人向けに、リーディングパートの具体的な勉強方法を説明しますね。

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対象となるのは、以下のようなTOEIC中級レベルを突破して、上級者を目指したい人です。

□ TOEIC で650点を超えることが出来ない
□ リーディングパートの正解数が50問(半分)以下
□ パート5の40問が18分どころか30分くらいかかる
□ 長文問題は時間ばかりかかって手応えを感じない

このレベルの人たちは、英文法の基礎がまだ固まっていません。いろいろな模試に手を出すよりも、問題を文法のタイプ別にしっかり対策して文法理解を深めることが先決です。

TOEICから、リーディングパート専用のオフィシャル問題集が出版されています。それを使ってみることにしましょう!

「オフィシャル問題集をやるにあたり、必ず知っておくパート5の基本」

問題を文法のタイプ別にしっかり対策して文法理解を深めること、それに適した問題集が『TOEICテスト公式プラクティス リーディング編』です。

この本を利用して、まずはパート5をしっかり7~8割解答できることを目指すのです。それも40問を18分で解答できるくらい、テンポよく。これには繰り返しの訓練が必要なのですよ。

さて、ここで大切なのは

パート5の短文あな埋め問題40問には、問題のタイプが大きく分けると8種類あるというのを知っていることです。各タイプの問題が、毎回のTOEIC試験でだいたい同じくらいの割合で出題されているのです。

TOEICパート5問題のタイプ別出題の平均的割合
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そして、この問題タイプ別に適した解答方法を知り活用できることが、パート5の正解率と解答スピードアップに直結しているのです。

問題のタイプを選択肢から判別する方法、問題のタイプ別解答方法がわからないという人は、ぜひともモモセ先生のばっちりTOEIC パート5厳選40問で超すっきり英文法』のDVDでお勉強してください。(TOEICパート5タイプ別の解答方法を説明することに特化した教材なので、これ以上良い教材はないですよ。)

ここまで、大丈夫ですか?
パート5を、問題のタイプ別に解答方法を身に付けるための学習を進めます。

『TOEICテスト公式プラクティス リーディング編』の活用

はい、この一冊を目の前にして、最初からやっていくことにめまいがしたり途方にくれたりしちゃダメですよ。順を追ってしっかりこなしていきましょう。

ここでは、みなさんの理解がより効率よく確実に深まるような順番で問題集を活用するステップ1~3を紹介しています。

以下にある各STEP1~3にある対象ページでの学習を終えたら、各問題タイプの実践問題にチャレンジします。

  1. 対象ページの学習
     ↓
  2. すべての問題をしっかり理解できるまで復習
     ↓
  3. 実践問題
     ↓
  4. しっかり復習

ここで大切なのは、実践問題の答え合わせだけで終わらないこと。答えにならなかった選択肢も含め、4つすべての選択肢の「答えになる理由」と「答えにならない理由」を自分で説明できるようになること、これが「復習」です。それが出来ていれば、8割解答も問題なくクリアできることでしょう。

では、ステップ1として「品詞の問題」対策から始めます。先ほどの円グラフでもわかるように、品詞の問題というのは毎回10問くらい出題されます。パート5問題の25%が品詞の問題ですよ。ぜひとっていきたいですね。

STEP 1「品詞の識別」

対象ページ:P.32~P.33
実践問題:P.39

ポイント:
「品詞を識別する」というのはつまり、その単語が名詞であるのか、形容詞であるのか、それとも動詞、副詞であるのか?ということが判断できるということ。さらに、ある文章の中に空欄があった時に、その場所にはどの品詞を当てはめるのが文法的に正しいかを判断できるということになります。

品詞に強くなるということは、英語の基礎力がぐんとアップすることにつながるので、リーディングパート全体のスコアアップにもつながります。しっかり時間をかけて勉強しましょう。


STEP 2「動詞の形」

対象ページ:P.20~P.21
実践問題:P.30

ポイント:
動詞の問題というのは、パート5の中でいろいろな角度から出題される問題です。正しい動詞の形を選ぶと言ったとき、能動態か受動態か、時制の一致、ing形動詞による分詞形容詞などもここに含まれてきます。

混同しないよう、基礎理解を確実なものにし、解答にはしっかり時間もかけて慎重に解きたい問題です。


STEP 3「接続詞・前置詞」「接続詞と前置詞の使い方の違い」

対象ページ:P.56~P.57, P64
実践問題:P.63

ポイント:
接続詞と前置詞に関係した問題、接続詞の使い方と前置詞の使い方がそれぞれ別々の問題で問われるパターンと、一つの問題の中で接続詞を使うべきか、前置詞を使うべきかが問われるパターンとがあります。

前者のパターンでは、前置詞は後ろに来る名詞との相性を良くみて判断できることがポイント。接続詞は文法的な使用法の違いで4つのグループに振り分けられるので、整理して覚えていきます。

後者のパターンは毎回2~3問出題されます。慣れると素早く解ける問題なので、ぜひ押さえておきたいですね。

これで650点突破はばっちり?

以上、TOEIC650点を突破できていない人のための、TOEICテスト公式プラクティス リーディング編』活用法ステップ1~3でした。

「ああ、なるほどね~ふむふむ。」と思える人だったら、さっそくこの方法で問題集に取り掛かかっていいと思います。

でも、「なにを言われているのか、いまいちピンと来ない・・・」という人だったら、やっぱり『モモセ先生のばっちりTOEIC 』を使ってもらって、パート5問題の解き方の基本というか、こうやって解いていくものなんだ、というのをDVD授業で一緒に勉強してもらうのがいいんじゃないかなと思います。

パート5では、他に「代名詞」「関係代名詞」の問題が合わせて2~3問出題されるので、DVD授業ではこのタイプの問題の解答方法についても説明しています。ここまできっちり学習できたら文法基礎固め、それをスコアにつなげていく学習方法についてはばっちり、上級スコアは目の前ですよ!

パート5対策は、あとはこれに単語力です。単語勉強については、また次の記事で具体的に紹介していきますね。

それでは、がんばって一緒に次回のTOEICスコアアップを目指していきましょう!!