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TOEICあるある Vol.3

好評のTOEICあるある 第3弾ですよー!

今回はパート2「応答問題」のありがちです。TOEICあるある、読んでて笑える、おもしろい!って学校の生徒さんからも好評なのですが、このパート2をまとめて思ったのは、「かなり試験に役立つ」ってこと。理由は最後に書きました。まずは読んでみてくださいね!

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パート2の問題は、問題用紙には何も書かれていません。質問文を聞いて、それに適した応答文を(A)~(C)から選ぶような問題です。7つあるTOEICのパートの中で、このパート2だけが3択ですね。ということは、パート2の正解率は高くなる??

ところが、そこには数々の仕組まれた罠が・・・

問題用紙に何も書かれていないのを見ると、ものすごい不安におそわれる。(問題用紙にあるのは設問番号と、”Mark your answer on your answer sheet.”だけ)
パート2って30問もあって長期戦だから、退屈になり意識が飛ぶことがある。
選択肢であれこれ考えているうちに、そもそも何を聞かれたのだか忘れる。パート2のTOEICあるあるチャンピオン。
最初の8問くらいは、比較的簡単な “when” “where” などの wh疑問文が続き、「今日は順調だぞ!」って思った次の瞬間(だいたい17番から19番のどこかで)突然難易度高めな、「否定疑問文」や「普通の文」がきて、心臓が止まりそうなくらい焦る。
読まれた質問文に含まれた単語が再び登場する選択肢は、まず不正解。だから選ばない。

これをモモセ先生授業では「繰り返し切り」と呼んでます。同じ単語が聴こえると、「なんか応答していそう~」って思っちゃう人、それTOEICの術中にはまってますよ!

“I don’t know.”
“We haven’t decided yet.”
“Ask Jenny.”
など、無関心で投げやり感のある受け答えの選択肢を選ぶとだいたい正解。
似てる音の単語を勝手に勘違いする。

それがTOEICが仕込んだワナだったと知って、けっこうショック。

例えば、“Who’s bringing snacks to the picnic?”

Who’s は「フーズ」と聞こえるけれど、Foods(食べ物)ではなく、Who is ~「誰が〜?」です。答えに、On the tray があったりで、ますます食べ物のことを聞いているのだと誤解する。巧妙に仕組まれたTOEICのワナ、怖いですね~

trip が質問文に出てきて、選択肢では tip とか言って混乱させようとしてる!もうだまされないぞ!!
who で始まる疑問文に応えるとき、人の名前がからむと難しい。
Who の疑問文の答え、選択肢に登場する名前が Neville(ネヴァーneverに聞こえる)や、Silvestro とか音で聴くとますますわからない名前が出てくる。ボブとかジャックのようなシンプルな名前にしてほしい・・・。
「え、名前かこれ?」って思っているうちに聞かれた質問が who だったことまで忘れてしまう。
I’ll take care of it. はよく答えになる。「責任持ってもって引き受ける。」の意味。
Why don’t you ~ ?と聞かれて、理由を聞かれたのだと思ってしまう。

理由を聞かれているのではないです。

Why don’t you ~ ?と聞かれて、「なんでやらないんですか!」と責められてる気がする。

ましてや責められているわけじゃないです。笑 「〜したらどう?」と提案されているだけ。同様に、Why don’t we ~?Let’s ~と同じ「〜しましょうよ。」です。

イギリス英語発音、わからなさすぎ。
Can we schedule the meeting for next Friday?
カンってなんだよ!(→Can)セジュルって??(→Schedule)

本来簡単な疑問文が、イギリス英語発音になると、ものすごく難しくなっていきなりわからない生徒さん、多いです。でも、Can you~? の疑問文などの冒頭が聞き取れないと致命的なので、イギリス英語のCan(カンって聞こえる)の音、慣れておきましょう。

だからといって、アメリカ英語やカナダ英語が聞き取りやすいわけでもない。

(先生から見た、あるある生徒さん)
頻出単語”committee”(委員会)「カメディー」と聞こえる人多いです。勝手に「コメディー」と解釈して、とんでもない妄想をしてしまう。笑

これ母音と母音に挟まれた[ t ]の音は、アメリカ/カナダ英語では濁ったり、better, batteryなどのように[ r ]になるというフォニックス(英語の音の理論)の理解が必要、難しいですね。一見やさしいように思える頻出単語に関してだけでも気にしてチェックしておきましょう。

「あれ?今の疑問じゃなかった!?」とあせっているうちに、次の問題まで聞きそびれて落とす。だいたいパート2の後半。

パート2の設問は、必ずしも「疑問文とそれに対する答えのセット」というパターンではないんです。疑問文ではない「普通の文とそれに対する答えのセット」というパターンも2問〜3問いつも出題されます。

* 設問の例
“I think this computer needs to be fixed.”
(このコンピューター、修理しないと。)
“We’re moving to a new location.”
(私たちは新しい場所に移転することになりました。

こうやって、いきなり普通の文章が設問がくると、「え?・・・・それで?」って一瞬状況がつかめなくなる。でもこういう普通の文は、「疑問文で切り返す」場合も多い。

* 設問と応答の例
設問となる普通の文:“I think this computer needs to be fixed.”
答えとして選ぶ応答:“How old is it?”

Didn’t you~? とか、Isn’t it~? とか、Haven’t you~?とか、否定疑問文でこられるとテンパる。

否定疑問文でテンパる人は、普通の疑問文にとれば大丈夫。

Didn’t you finish the report yesterday?” は “Did you finish the report yesterday?” と思えばいい。(ニュアンスの差はあるから本当はイコールじゃないんだけどね。)

Have you~? だったら完了疑問文ってわかるのに、Haven’t you met the new manager? とか否定疑問文でこられると、なぜか「もってませんか?」と訳したりして急に中学生返りする。
そしてパート2の問題は延々と30問、次から次へとやってくる。いつまでも終わらない。ときどき気が遠くなる。選択肢を聞いているうちに、なんのことを聞かれたのだか忘れる。焦る。そんな受験者に、TOEICはさまざまな罠をしかけてくる。なんてこった!!

パート2TOEICあるあるが、試験対策にとっても役立つ理由

パート2にはなぜ「ひっかけ」が多いのか。TOEIC出題者は「きちんと聞き分けが出来ているか?」を試すために、わざと聞き分けにくい問題を用意するんです。それが「ひっかけ」です。

パート2のTOEICあるあるをまとめてみたら、そんな「ひっかけパターン」がたくさん含まれていました。知っていれば、簡単にはひっかからないようになりますよ。

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